洗ロ液は、口に含んですすぐことで、口内を清潔に保つ効果があります。口内を爽やかにするだけではなく、虫歯や歯周病を予防できるもの、口臭を減らすものなど、その効果はさまざまです。ただし、あくまで歯磨きの補助として使うものですので、歯磨きの代わりとして使うことはできません。普段の生活の中では、眠る前に口内を清潔にしたいとき、リフレッシュしたいときに多く使われています。歯磨きのできない非常事態などにも、あくまで繋ぎとして使うことができます。洗ロ液は、物によっては刺激が強いため、苦手意識を持っている人もいるかもしれません。しかし最近では、低刺激のものや子どもでも使えるもの、ノンアルコールの成分の洗ロ液も市販されています。災害時にも使えますので、検討してみても良いかもしれません。
洗ロ液と似たものに、液体歯磨き粉があります。大きな違いは歯ブラシを使うか使わないかというところにあります。洗ロ液は「口をすすぐもの」ですので、歯ブラシは必要ありません。一方、液体歯磨き粉はあくまで歯磨き粉の一種ですので、歯ブラシを使って磨かなくては意味がありません。
洗ロ液が活躍する場面のひとつとして、妊娠期が挙げられます。妊娠期はホルモンバランスが変化しているため、虫歯や歯周病になりやすい時期とされています。特に歯のケアをしっかり行わなくてはなりません。しかし、人によってはつわりの影響で、歯ブラシを口に入れられないという人もいるそうです。その時には無理をせず、洗ロ液ですすぐという方法がおすすめです。口をすすぐことでリフレッシュができますし、刺激の少ないものであれば口内を傷つけることもありません。あくまで普段の歯磨きのプラス要素として、生活に取り入れると良いでしょう。