歯科といえば、歯を削るドリルの音や消毒のにおいを連想して、歯科医院特有の環境がそもそも苦手という人は多いようです。それでも治療が必要な場合は、仕方なくドアを叩くことになるようですが、中には恐怖感のほうが強く、どんなに症状が悪化しても歯科医にかかれないという人もいるようです。そんな人たちのために、痛みを感じさせないための麻酔を施すリラックス歯科治療外来もできたようです。
実際の治療で行うリラックス法は主に3種類で、そのうちの一つは、催眠作用や健忘作用のある精神緩和剤を使うことで精神をリラックスさせる方法のようです。残りの2種類は全身麻酔薬を使って治療を行う方法のようですが、治療中は血圧などを測りながら、麻酔医による全身状態の管理が重要になる方法です。麻酔のための静脈注射の痛みを避けるため、患者さんによっては、貼っておくと皮膚の感覚が鈍り、注射針の痛みを感じなくなるという表面麻酔シールが用いられる場合もあります。